PEMという言葉があります。ペムという言い方やピーイーエムという言い方をします。
P(Protein プロテイン) E(Energy エナジー) M(Malnutrition マルニュートリション)
プロティンはたんぱく質、エナジーはエネルギー、マルニュートリションは栄養状態が悪いと訳されます。
高齢者や入院患者さんの血清アルブミンの減少が、QOL(生活の質)の低下、免疫力の低下に結びつきます。
医療的には3.5を下回らないようにと言われてますが
より良い健康状態を維持するには4.0以上が必要です。
医療関係の知り合いからよくご相談を受ける時に
その方が食事が摂れているか、摂れる状況なのかの情報収集または提供はなく
「元氣がない」「どこどこが痛い」「湿疹がひどい」「炎症を収めるにはどうしたらよいか」と言われます
どの程度検査がされているのかを聞いても、アルブミン値やヘモグロビン値の情報収集がないままたずねられます
またこれら必要な検査がされていなかったりします。
どうか医療従事者のみなさん、血清アルブミン値に関心をはらっていただきたいです。
病院での検診または人間ドックなどの健診で血清アルブミン値を判読し
4.0を下回る場合は、生活状況や食生活状況・食事摂取状況を可能な限りさりげなく情報収集し
必要な支援(特に食事摂取)をしていくことで病気を予防することが出来ます。
医療従事者のみなさん、人の健康状態・全身状態をみる上で
潜在性PEMを見逃さないように
これが私達医療従事者に出来る健康啓蒙活動の1つだと、私は提案します。